Androidアプリ開発の環境構築
こんにちは。ガラパゴス社Team A(ndroid)の@knqyf263です。
色々と書きたいことがあるんですが、そもそもAndroidのアプリを開発するための環境構築はどうするんだっていう話があると思います。
なので今回は環境構築をするまでのお話をしたいと思います。
相変わらずあちこち参考にさせていただいております。今回は
http://www.adakoda.com/android/000062.html
http://sky.geocities.jp/izeefss/develop/android/env_eclipse.html
あたりを参考にさせていただきました。本当にありがとうございます。
嘘を書くかもしれないので参考にする場合は自己責任でお願いします。
間違っていたら指摘していただけると嬉しいです。
実際に環境構築してみよう
まず、Androidアプリ開発の環境構築をするためには大きく分けて3STEPです。
1.JDKのインストール
2.Android SDKのインストール
3.Eclipseのセットアップ
では説明していきます。
1.JDKのインストール
ですが、そもそもJDKというのは何か?というお話から。
簡単に行ってしまえばJavaの開発環境です。
AndroidはほとんどJavaで作成されているので開発の上ではJavaは不可欠です。
あとAndroidアプリ開発にはよくEclipseという統合開発環境が使われるのですが、これを動かすのにもJavaが必要です。
要はJDKが何するのにも必要だからいれておこう位に考えてください。
(1)JDKはSun Developer Network のサイトからダウンロードします。
以下のリンクにアクセスし、「Download JDK」をクリックします。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
(2)すると、Java SE Downloadsというページが出てくると思うので「Accept License Agreemen」をチェックし、
プラットフォームを選択します。Windows 32bit版を利用している人は、「jdk-6u25-windows-i586.exe」をクリックします。
ダウンロードが始まるので少し待ちます。
(3)そしてダウンロードされた「jdk-6u25-windows-i586.exe」を実行します。
あとは指示に従ってJDKをインストールします。
(4)確認のため、コマンドプロンプトを開きます。(「Windows」+ R を押し、「cmd」と入力しEnter)
そこで「java -version」と入力し、バージョンが表示されたら成功しています。
2.Android SDKのインストール
Android SDKって何か?って話ですが、Androidアプリのソフトウェア開発キットです。
これによって実機でデバッグできたりとにかく色々できるんです。あまり難しいことを考えるのはやめましょう。
(1)まずhttp://developer.android.com/sdk/index.htmlにアクセスします。
(2)開かれたページで「android-sdk_r11-windows.zip」をクリックします。(2011/5/16現在)
(3)「android-sdk_r11-windows.zip」がダウンロードされるので、それを解凍します。
(4)適当なフォルダに移動。(Cドライブの下にAndroidフォルダを作成してその中とかに。c:\Androidの下)
以上です。
3.Eclipseのインストール
先ほど言いましたが、Eclipseというのは統合開発環境です。
エディタもあるし、実行もできるし、デバッグもできるって感じであります。
これで何でもできるということです。Androidアプリ以外にもJavaのプログラムとかの作成にも使われたりします。
では早速インストールしましょう。
(1)http://www.eclipse.org/downloads/へアクセス。
(2)開かれたページで「Eclipse IDE for Java Developers」の「Windows 32 Bit」をクリック。(62bit版のWindowsを利用している場合はWindows 64 Bitを)
(3)ダウンロードが始まるので、ダウンロードされたzipを解凍します。
(4)適当なフォルダに移動。(Program Filesの中とか)
以上の3STEPでインストールは終了です。
これからセットアップをしていきます。あとEclipseはこのままでは英語なので日本語化します(任意)。
4.Eclipseの日本語化(Pleiades)
Pleiadesというプラグインがあり、これはEclipseを日本語化してくれるのでこれを利用します。
(1)まずはhttp://mergedoc.sourceforge.jp/へアクセス。
(2)「Pleiades 本体ダウンロード」から安全版を選択。
(3)ダウンロードが始まり、Pleiadesがダウンロードされる。
(4)ダウンロードしたzipを解凍し、中身のfeatures と plugins フォルダをEclipseのフォルダ内にコピーします。
この時、一緒にeclipse.exe -cleanもコピーしておいてください。
また、上書きの確認をされますが、OKを押して大丈夫です。
(5)eclipse.ini ファイルの最後の行に以下のような一行を追加。
-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
(6)eclipse.iniを保存し、閉じる。
(7)そのあと、先ほどEclipseフォルダにコピーしたeclipse.exe -cleanを実行。
ワークスペースのディレクトリ確認画面が日本語で表示されれば、日本語化は成功です。
5. ADT Plugin(Android Development Tools Plugin)のインストール
(1)Eclipseを起動。
ワークスペースは作ったプロジェクトなどを保存する場所です。変えてもいいですし、変えないならそのまま「OK」を押してください。
(2)「ヘルプ」→ 「新規ソフトウェアのインストール」 選択。
(3)開いたウィンドウで「追加」をクリック。
(4)名前:Android Plugin(何でも良い)
ロケーション:https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/
と入力し、「OK」をクリック。
(5)「Developer Tools」をチェックし、「次へ」をクリック。
(6)「次へ」をクリック。
(7)ライセンスに同意し、「完了」をクリック。
(8)インストールが始まります。
※途中、警告が表示されますが、大丈夫です。「OK」ボタンクリック。
(9)インストールが完了すると、Eclipse の再起動を求められるので、「はい」をクリック。
6.Android SDKの設定
(1)Eclipseから、「ウィンドウ」 → 「設定」を選択。
(2)ダイアログ左の、「Android」 を選択。(このとき警告ダイアログが出ても無視)
(3)ダイアログ右の、「参照」を選択。
(4)自分で配置したAndroid SDKのフォルダの位置を指定。
(5)「OK」ボタンをクリック。
以上でAndroid SDKの設定も完了です。
もしダイアログ左に「Android」が出ない場合は、EclipseへのAndroid Pluginインストールが失敗した可能性があります。
その場合は、Eclipseのインストールからやり直しましょう。
ここまで終わると一応Androidアプリの環境構築が終わったことになります。
かなり面倒だったとは思いますが、最初の一回だけなので我慢しましょう。
今回は他の説明の導入のために書きました。
だからなるべく簡略な説明をしています。キャプチャ画像とかもあえて入れませんでした。
画像を入れてくださっている親切なサイトはいっぱいあるので、ここでは逆に画像をなくすことで全体を見通しやすくとか何とか。
※やっぱり分かりづらいなーと思ったら入れるかもしれません。
省きすぎて分からないかもしれませんが、画像も豊富なサイトがたくさんあるのでそちらをご覧ください。それを言ったら元も子もないですが・・・。
サイトによっては少し古くて、今の設定方法と変わっているところもあるので、書き足した部分もちょいちょいあります。
日本語化のところとか。参考にしていただけたら幸いです。
次回は「Androidスマートフォンの画面をキャプチャしよう」という内容でお送りしたいと思います。
というかそれを書くために今回の記事を書きました。今回の記事は別に読まなくてもいいので次回の記事を読んでもらえると嬉しいです。
長々と失礼しました。