Ubuntu11.04でAndroidの開発環境を整えよう

こんにちは。WEBチームの[twitter:@k2w4t4h]です。

先日、Androidエミュレーターからコンパイルする方法について書きましたが、今回はアプリの開発環境を整える方法について書こうと思います。


参考:Androidは自分でエミュレーターからコンパイルしよう - スマートフォンアプリ開発会社のエンジニアブログ


今回はAndroid SDKが32bitアプリであり、無理をして64bit版のUbuntuを使う必要がないので、Ubuntu 11.04の32bit、デスクトップ版をクリーンインストールした状態を前提に話を進めます。

ライブラリのインストール

SynapticのSetting→Repository→Other SoftwareでCanonical Partnersのコードも受け入れられるようにします。
Synapticでそのままやるなら、一旦リロードします。

以下のパッケージを入れます。

sun-java6-jdk
eclipse

エミュレーターからコンパイルする前回の記事をお読みの方はお気づきかと思いますが、ゆとりです。
ここからは並行作業に入ります。


並行作業A

まずは、ここからSDKをダウンロードしてきます。既にコンパイル済みという親切設計。

Download Android Studio and SDK tools

自分でコンパイルしないと気が済まない人は前回のブログを参照してくださいな。

面倒なので、home直下に解凍します。

cd ~
tar zxf ~/Downloads/android-sdk_r11-linux_86.tgz
export PATH=${PATH}:~/android-sdk-linux_86/tools

ダウンロードしたファイル名にあわせて適宜変更してください。

.bashrcに以下のように環境変数を記述しておくと便利です。

export PATH=${PATH}:~/android-sdk-linux_86/tools

最後に、Android SDK and AVD Managerを起動します。

Available packagesの「Android Repository」と「Third party Add-ons」にチェックを入れて、出てくるパッケージを全てインストール。

これが結構時間がかかります。というわけで、インストールを開始したら、並行作業B開始。


並行作業B

eclipseを起動して、Help → Install New Software で、Work withを「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse」にしてEnter。

そして、表示されるパッケージを全てインストール。途中で「認証されてないよ!」と言われますが、気にせずインストール。

インストールが終わると再起動を求められるので、再起動します。

再起動後、Windows → Preferences → AndroidSDK Locationを「/home/user/android-sdk-linux_x86」に設定。


最後に

並行作業A・Bが終わると環境構築終了です。
eclipseを起動して、Window → Android SDK and AVD Managerを選択すると、何故かSDKのLocationエラーが出ますが、気にせずOKを押して、もう1回やると起動できます。


おまけ

eclipseSubversionと連携をさせる方法も書いておきます。

eclipseを起動して、Help → Install New Software で、Work withを「http://download.eclipse.org/releases/galileo」にしてEnter。

Collabration → Subversive SVN Team Provider (Incubaion)をチェックしてインストール。

インストールが終わると再起動を求められるので、再起動。ここで再起動しないと後が面倒なので、絶対に再起動してください。

再起動後、Window → Open Persepective → OtherでSVN Repository Exploringを開く。

ライブラリが足りないよといって怒られるので、SVNKitのバージョン違いがいくつかとそれ以外が表示されると思いますので、SVNKitのバージョン違いを全部インストールしてしまってください。

インストールが終わると再起動を求められるので、再起動します。

これで、OKです。

万が一、間違ったプラグインを入れてしまった場合、Help → About Eclipse → Installation Detailよりアンインストールできます。

それでは、今回はこのあたりで。