Photoshop講座【レタッチ編】第0回・前提知識

株式会社ガラパゴス、Webチームの@lunar0です。
この一連の講座では、最終的に以下の画像のような写真の補正(色調補正)ができるようになることをめざします。


さて、今回は3つほど用語を覚えていただきます。
以下、Photoshopをはじめて触るひとにはいくつか見慣れない、しかし非常に大事なことば・概念が出てきます。今回はそれを学びましょう。

レイヤー
写真の上に透明なシートを置いて、その上から落書きをするようなものです。失敗しても、シートごと捨ててしまえば元通り。これで心おきなく落書きができます。
下の例では、レイヤーが6枚(と、グループがひとつ)あるのがわかりますね。

調整レイヤー
さて、先のスクリーンショットで出てきたレイヤーのうち、「レベル補正」「トーンカーブ」などと名前のついたレイヤーがあります。これらを通ると、画像が明るくなったり暗くなったり色がついたりします。
まさに、魔法のレイヤーです。

これもレイヤーの一種ですから、何度だってやり直せるわけですね。もう何も怖くない。

ヒストグラム
直訳すれば「度数分布図」です。
Photoshopでは、横軸にピクセルの明るさ、縦軸にピクセルの量をとったものを指します。
なにやら小難しいものが出てきたな、という感じですが、これが読めるようになるとワンランク上の補正ができるようになるのです。

ヒストグラムはだいたいこんな恰好をしています。これは補正前の桜の画像のものです。
まず、だいたい50%くらいの明るさの部分が多いな、とか思うわけです。

次に山の両端を見ます。
左端を見てください。ぎりぎり山の端がくっついているか、いないかです。右端はというと、山の端からヒストグラムの端まで余裕がありますね。山が左右で切れていないようので比較的補正がしやすいかな、とちょっと安心します。
逆に、以下のように山の両端が切れてしまっている・高い山が見えないような場合、写真を選び直したほうがよさそうです。

前提知識としてはこれくらいです。
さて、次回から本格的に補正をはじめていきましょう。

では、また。