プログラミング初心者でも簡単にできる「初めてのAndroidアプリ開発」【その2】

こんにちは。株式会社ガラパゴスAndroidチームの@rockmanstreemです。
【その2】ということで前回からの続きで今回はRssReaderのプログラム部分を書いていきます。
大分時間が経ってしまいもうしわけありませんでした。
前回のレイアウトに追加で「TextView」を一つ追加しておいて下さい。入れ忘れてました、すみません。

EditText、Buttonなどの動作を記述する

プロジェクトエクスプローラーから

[SampleRssReader]→[src]→[com.glpgs.samplerssreader]→[RssList.java]

とフォルダを開き[RssList.java]をクリックして開いて下さい。開くと以下のような感じになっていると思います。


それではサクッとコーディングしていきましょう。
まずButtonが押された時の動作を記述します。
「main.xml」を開きrssShowButtonの「On click」プロパティにボタンがクリックされたときに呼び出すメソッド名の「showRSS」を入力します。

Buttonが押されたときに呼ばれるメソッドの「showRSS」メソッドを以下のように記述します。

public void showRSS(View view){
    	
    	//レイアウト上のurlEditTextを変数urlEditTextに代入
    	EditText urlEditText = (EditText)findViewById(R.id.urlEditText);
    //urlEditTextに入力されたURLをgetTextメソッドで取り出し、toStringメソッドでString型に変換して変数rssURLに代入
    	String rssURL = urlEditText.getText().toString();
    	
       //レイアウト上のTextViewを変数textViewDataに代入
    	TextView textViewData = (TextView)findViewById(R.id.textView1);
    	//textViewDataにsetTextメソッドで変数rssURLの値をセット
    	textViewData.setText(rssURL);
    }

最後にViewクラス、EditTextクラス、TextViewクラスを使用するために、パッケージをインポートします。
それぞれの赤い波線部分にマウスカーソルを重ねて、インポートを行って下さい。
エラーが出ている部分には赤い波線がでるので一目で分かりやすいですし、その部分にカーソルを持っていくとそのエラー内容と解決方法が自動で出てくるので非常に便利ですね。

今のところの全体はこんな感じです。

package com.glpgs.samplerssreader;

import android.app.Activity;
import android.os.Bundle;
import android.view.View;
import android.widget.EditText;
import android.widget.TextView;

public class RssList extends Activity {
    /** Called when the activity is first created. */
    @Override
    public void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
        super.onCreate(savedInstanceState);
        setContentView(R.layout.main);
    }
public void showRSS(View view){
    	
    	//レイアウト上のurlEditTextを変数editTextURLに代入
    	EditText urlEditText = (EditText)findViewById(R.id.urlEditText);
    	//editTextURLに入力されたURLを取り出し、変数rssURLに代入
    	String rssURL = urlEditText.getText().toString();
    	
       //レイアウト上のTextViewを変数textViewDataに代入。TextViewのidを変更した場合はそのidを指定して下さい
    	TextView textViewData = (TextView)findViewById(R.id.textView1);
    	//textViewDataに変数rssURLの値をセット
    	textViewData.setText(rssURL);
    }
    
    
}

それではためしに実行してみましょう。
実行するには

スマートフォンにインストールして実行する
エミュレーター上で実行する

の二つがあります。今回はエミュレーター上で実行します。

まず上のメニューバーの「ウィンドウ」→「Android SDKおよびAVDマネージャー」を開いて下さい。
するとこんな画面が出てきます。

右上の「新規」をクリックして以下のように入力して下さい。

・名前 avd2.2
・ターゲット Android 2.2 −API Level 8
・サイズ 64

入力したら「Create AVD」をクリックします。すると先ほどのウィンドウに戻りavd2.2が出来ているのでそれを選択し「開始」をクリックして下さい。エミュレーターの起動には結構時間がかかるので気長にお待ち下さい。

エミュレーターが起動して画面が表示されたら、プロジェクトエクスプローラーの「SampleRssReader」の上で右クリックして
「実行」→「Android Application」とクリックして実行します。

EditTextにURLを入力してShowボタンを押すとURLが表示されるはずです。

だんだんそれっぽくなってきました。
結構書いてみたら量が多くなったので今回はここまでで次回本題の部分をコードしていきたいと思います。